2023年Firebaseの代替プラットフォームベスト10+
Firebaseの代わりとして使えるアプリ開発プラットフォームをお探しですか?ここではアプリケーション開発のためのFirebaseの代替プラットフォームをご紹介します。
FirebaseはGoogle社が提供するアプリ開発プラットフォームです。スムーズ、かつ規格に沿った方法でアプリを開発、改善、成長させられます。
Firebaseは主に以下の3つを柱としています:
- アプリの構築をより速くできるよう支援
- 信頼性、パフォーマンス、安定性のあるアプリとしてリリース
- アプリをリリース後のユーザーエンゲージメントの向上
モバイルとWebアプリケーションに対応し、Googleはこのプラットフォームを、デジタル製品開発の生産性を向上させるようデザインしています。
Firebaseの中核とも言える機能は、NoSQLデータベース、リアルタイムクエリ、拡張可能なホスティング、データストレージ、ファイルストレージ、REST API、認証、機械学習、アナリティクスです。
Firebaseによってもたらされる恩恵は、アプリをより速く構築できること、そして焦点をインフラから、確固たるユーザー体験の構築に移せること、そして、インフラの管理をすることなくアプリケーションを拡張させられることです。
Contents
なぜFirebaseの代替プラットフォームを探すのか?
Firebaseがそれほど良いものなら、代替プラットフォームを探すことを不思議に思うかもしれません。その理由がこちらです:
- オープンソースではなく、ベンダーロックインがある
- 価格設定が複雑で予測し難い
- セルフホスティングではなく、Google Cloud のホスティングにしか対応していない
- どのサービスにも無料枠がない
- どのデータベースもNoSQLであり、SQLのオプションがない
- 複雑でネストが深いクエリの場合遅くなる可能性がある
- GraphQL APIは通常の設定では利用できない
- 中国など一部の国では動作しない
- オープンソースのようなコード変更の柔軟性がない
詳しくは以下のレビューをご覧ください。そして最適なFirebaseの競合他社プラットフォームを見つけましょう:
Firebaseの代替プラットフォーム トップ10+
こちらが、Firebaseの代わりとして最適な10のプラットフォームです。さらに、Firebaseに類似するプラットフォームについての詳細は、以下をお読みください:
Back4App
Back4appは、オープンソースのテクノロジーを融合させた、信頼性の高いFirebaseの代替プラットフォームです。このプラットフォームは使い方が簡単で、使いこなすまでの学習量は比較的少なめです。
例えば、リレーショナルデータモデル、ホスティングの拡張性、REST、GraphQL API、通知、認証、ストレージなどの機能を提供しています。堅牢なサーバーレス環境を使ってリレーショナルデータモデルを構築し、ネストの深いクエリを実行できます。
Back4appは、Webおよびモバイルアプリを非常に速いスピードで構築でき、拡張する際もサーバーサイドのインフラ管理が複雑ではありません。ユーザーインターフェイスの構築に集中することができる優れた選択肢の1つです。手頃で、わかりやすい価格設定となっています。
完全な管理サービスを提供し、サポートチームは24時間365日対応しています。同社の運営は2015年に始まり、その顧客にはAccenture、Fight List、1001 Appsなどが含まれます。
価格
Back4appの価格はわかりやすく、予測しやすい設定となっています。
- サービスの利用は無料で始められる
- サーバーレスホスティングは$25/月から
- 専用ホスティングは$500/月から
主な機能
- データモデル
- GraphQL と REST API
- サーバーレス機能
- 通知機能
- 認証
Firebaseの代わりにBack4appを使うのはなぜ?
FirebaseよりもBack4Appの方が優れていると考える一部の開発者は、以下のような理由を挙げています:
- オープンソースのツールが融合されている
- ベンダーロックインがない
- マルチクラウドでデプロイメントのオプションがある
- Firebaseのセルフホスティングの代替となる
- 複雑なリレーショナルクエリを実行可能
- 専用ホスティングとエンタープライズプランがある
- 中国でのFirebaseの代替となる
Back4App vs. Firebaseの記事を読むと、両プラットフォームの違いがより良く理解できます。
その他のFirebaseに類似したプラットフォームについては、引き続きお読みください。
Parse
Parseは、アプリケーションをより速く構築するための包括的なアプリケーションスタックです。オープンソースのバックエンドフレームワークで、無料で使用、ダウンロードできます。Firebaseの代わりとなる、素晴らしい無料のプラットフォームです。
例えば、Parseの中心的機能には、使いやすいダッシュボード、グラフィカルなデータベースのインターフェイス、API、S3などの複数のサービスへアクセスするためのオブジェクトストレージアダプタが含まれます。
Parseのもう1つの利点は、マルチクラウドのデプロイメントオプションです。フレームワーク全体がオープンソースであるため、Github 上のリポジトリをダウンロードすれば、AWS、Digital Ocean、Google Cloudなどの主要クラウドでアプリケーションをセルフホスティングすることができます。
Parseは長く運営されていて、大規模で熱心な開発者のコミュニティに支えられています。Githubで付けられたスターは3万5千以上あり、アプリケーションを高速に開発するために徹底的にテストされたフレームワークだと言えます。
価格
Parseは無料でダウンロードでき、ライセンス費用はかかりません。
主な機能
- スプレッドシートのようなデータベース
- REST と GraphQL API
- 認証
- ストレージアダプター
- プッシュ通知機能
Firebaseの代わりにParseを使うのはなぜ?
- オープンソースである
- ベンダーロックインがない
- マルチクラウドでデプロイメントのオプションがある
- 大規模な開発者のコミュニティによるサポート
- 徹底的にテストされたフレームワーク
AWS Amplify
AWS Amplifyでは、Webやモバイルの開発者が、目的に応じたツールや機能を使用し、フルスタックアプリケーションを作成できます。
AWS Amplifyを使用することで、バックエンドを数分で構築し、リリースを高速化し、楽に拡張することが可能です。このプラットフォームは、Dynamo DB、Lambda、S3、Cognito、AppSyncなど、AWSサービスと接続します。
AWS Amplifyを使ったアプリケーションの構築は簡単で、バックエンドの作成、アプリケーションにそれを接続、ユーザーの管理、UIの作成といった手順を踏むこととなります。
例えば、最も一般的な使用方法としては、データモデルの構築、プログレッシブWebアプリケーションのホスティング、静的サイトのホスティング、ユーザー認証などが挙げられます。
価格
AWS Amplifyの価格は、1分あたりのビルド数、保存ファイル数、データ転送量など、数値ごとに課金されます。
- 使い始めは無料枠あり
- 無料枠を超えた場合は従量課金
- ビルド分あたり$0.01
- 1カ月あたり$0.023/GB
- ホスティングサービス$0.15/GB
主な機能
- データストア
- 認証
- アナリティクス
- API
- 通知機能
Firebaseの代わりにAWS Amplifyを使うのはなぜ?
- AWSによるバックアップ
- AWSサービスとの接続ですぐに使える
- フロントエンドのUI要素
Backendless
Backendlessは、ビジュアルアプリケーションの開発プラットフォームです。2012年から運営されていて、BaaS(Backend as a Service)としての最初のソリューションの1つです。
Backendlessを使用することで、リアルタイム アプリケーション、位置情報アプリケーション、モバイルおよびWebアプリケーションを作成できます。ビジュアルアプリビルダーにより、直感的に使え、管理が簡単、かつ、素早いアプリ開発が可能です。
BackendlessのサポートはSlack、フォーラム、およびドキュメントを活用しています。また、カスタム開発プロジェクトのためのプロフェッショナルサービスも提供しています。顧客にはBettercast、Bank al Ethiad、 BTC Market Ticker、Second Warehouseが名を連ねています。
価格
Backendlessには3つの異なる価格プランが用意されています
- Backendless Cloud – 無料プランあり、有料プランは$25/月から
- Backendless Pro – 要見積もり
- Managed Backendless – 要見積もり
主な機能
- ビジュアルアプリビルダー
- API
- リアルタイムデータベース
- 認証
- 通知機能
Firebaseの代わりにBackendlessを使うのはなぜ?
- ビジュアル開発ツールキットを提供している
- Bubble、Zapier、AppGyverなどとの接続が可能
- オンプレミスでのデプロイメントが可能
- 専用プランがある
- スプレッドシートのようなデータベースを提供
Kuzzle
Kuzzleは最近ウェブサイトを更新し、2種類の製品を提供するようになりました。1つ目は、IoTアプリケーションのデプロイメントを効率化するために設計されたIoTプランです。そして2つ目は、Webやモバイルアプリケーションの開発を容易にするために設計されたバックエンドプランです。
どちらもオープンソースで、データ管理とIoT開発にとっては素晴らしい選択肢の1つです。Kuzzleを使えば、スマートシティ、スマートロジスティクス、スマートビルディングなどのプロジェクトを作成できます。
アプリケーションスタックは無料でダウンロードでき、アプリケーションをセルフホスティングすることも、Kuzzleのクラウドを利用してホスティングすることも可能です。このプラットフォームは、Javascript、C#、Dart、Golangなど複数のSDKのオプションを提供しています。
同社の運営は2015年に始まり、そのポートフォリオにはBiogen、La Poste、Veolia、SNCFなどの顧客が名を連ねています。
価格
- 無料でダウンロードできる
- クラウドホスティングは€80/月
- €500、€1,000のサポートプランがあり、プレミアムは要見積もり
- プロフェッショナルサービス、トレーニング、PoCは要見積もり
機能
IoTバックエンド
- センサーコネクター
- データ・ビジュアライゼーション
- ダッシュボード・ジェネレーター
- デバイス管理
- セキュリティとユーザー管理
汎用バックエンド
- リアルタイムエンジン
- マルチプロトコルAPI
- セキュリティ
- 認証
- SDK
Firebaseの代わりにKuzzleを使うのはなぜ?
- オープンソースである
- 目的にあったIoT機能がある
- ベンダーロックインがない
- プロフェッショナルサービスやトレーニングが受けられる
- テーラーメイドのサポートプランがある
Supabase
Supabaseは、開発者が2分未満でバックエンドを構築できるようデザインされています。オープンソースのテクノロジーで動作する、Firebaseの優れた代替プラットフォームであり、セルフホスティング環境または直接Supabaseのクラウドにアプリをホスティングできます。
このプラットフォームでは、リアルタイムチャットアプリ、SaaSプロダクツ、Webクローラー、ToDoリスト、 カンバンボード、Webサイトビルダーなどを構築できます。Flutter、Angular、React、Vueなど、複数のテクノロジーに対応しています。
Supabaseは会社としては若く、2020年から運営されています。この市場では新しいプレーヤーだと言えますが、オープンソースのリポジトリをサポートする大規模で熱心な開発者コミュニティが存在します。Githubでは、2万7千以上のスターを誇り、1500以上フォークされています。
価格
- 無料枠あり
- プロ プラン – 月額$25から
- 従量課金プラン – 月額$25から
機能
- データベース
- ダッシュボード
- 認証
- ストレージ
- インスタント API
Firebaseの代わりにSupabaseを使うのはなぜ?
- オープンソースである
- 開発者のコミュニティが拡大中である
- Postgresリレーショナル型データベースで動作する
- 複数のデプロイメントオプションを提供している
- ベンダーロックインがない
appwrite
AppwriteはFlutter、Mobile、Web 開発者向けのバックエンドサーバーです。オープンソースであり、安全で、使いやすいセルフホスティングによるソリューションを提供します。Firebaseの代替として、オープンソースの、良いプラットフォームといえます。
AppwriteはFlutter、Web、Apple、Androidを含む複数のSDKに対応しています。
2019年にローンチした若い会社であるにもかかわらず、オープンソースのリポジトリを拡大させ、Githubのスターは1万5千にも昇ります。
価格
このプロジェクトはGithubのリポジトリから無料でダウンロードできます。Appwriteは間もなくクラウド版を発売予定で、価格はまだウェブサイトでは公開されていません。
機能
- データベース
- ストレージ
- GEO&ロケーション
- Functions
- コンソール
Firebaseの代わりにAppwriteを使うのはなぜ?
- オープンソースである
- 開発者のコミュニティが拡大中である
- Flutter 開発者にフォーカスしている
- シンプルである
- ドキュメントが充実
Hasura
HasuraはFirebaseに代わるもう1つの優れたオープンソースのプラットフォームです。GraphQLエンジンを提供し、従来の開発よりも最大10倍の速さでアプリやAPIを作成できます。
このプラットフォームの動作方法は、Firebaseとは若干異なります。データベース中心ではなく、最高クラスのGraphQLインスタントAPIを提供することで、ユーザーがそれを外部データベースに接続できるようにしてます。
Postgres、SQL Server、Amazon Aurora、Google Big Queryなど、複数のデータベースに対応しています。Hasuraには、無料でダウンロードできるバージョンとホスティング版のCloudがあります。
同社の運営は2017年に始まり、そのポートフォリオにはNetlify、BBVA、Walmart、Atlassianなどの名前が並んでいます。
価格
- Hasura CE – 無料でダウンロード可
- Hasura EE – 商用利用は要見積もり
- 無料のCloudプラン
- スタンダード Cloudプランは月額$99
- エンタープライズ Cloudプランは要見積もり
機能
- GraphQL API
- キャッシュ機能
- セキュリティ
- モニタリング
- CLI
Firebaseの代わりにHasuraを使うのはなぜ?
- オープンソースである
- NoSQL と SQL データベースに対応
- 外部データベースと接続できる
- エンタープライズプランがある
- 低レイテンシ
Nhost
NhostはFirebaseに代わる、もう1つの優れたオープンソースのプラットフォームです。このプラットフォームは、GraphQL、Postgres、Hasuraなどのオープンソースのテクノロジーを融合しています。
Nhostサーバーレスのバックエンドソフトで、Webやモバイルアプリケーションの構築を助けます。バックエンドの開発を簡単にし、インフラ管理のための複雑な作業は必要ありません。
同社は2019年に運営を開始し、現在はHyperLab、Servehub、 NautaCapital、Terminatorなどの顧客を抱えています。
価格
- 無料枠あり
- プロ プラン – 月額$25
- エンタープライズ プランは要見積もり
機能
- リアルタイム データベース
- GraphQL API
- 認証
- ファイルストレージ
- Eメール
Firebaseの代わりにNhostを使うのはなぜ?
- オープンソースである
- GraphQLに対応
- SQL データベース
- ベンダーロックインがない
Deployd
Deploydは、オープンソースのデプロイメントとAPIデザインのプラットフォームで、Webやモバイルアプリケーションの構築を容易にします。
Deploydを使うことで、アイデアを形にするために必要なステップは4つだけです。1つのコマンドでAPIを呼び出し、プラグアンドプレイのリソースを使用してデプロイし、使いやすいダッシュボードでAPIを管理できます。
価格
Deploydは無料でダウンロード、セルフホスティングが可能です。
機能
- API エンジン
- CRUD オペレーション
- ダッシュボード
- リアルタイム機能
Firebaseの代わりにDeploydを使うのはなぜ?
- オープンソースである
- ベンダーロックインがない
- 最高クラスのAPI エンジン
その他のFirebaseの代替プラットフォーム
それ以外のFirebaseの代わりとして挙げられるのは…
- Playfab – Microsoftが提供するゲーム開発向けバックエンドサービス
- 8Base – ローコードJavaScriptフレームワーク
- Firehose – リアルタイムのウェブアプリ構築向けPub/Subサーバー
- Atmosphere – 非同期Webアプリケーション構築向けフレームワーク
- Couchbase – NoSQLクラウドデータベース。Firebaseのようなデータベース
- NativeScript – ネイティブAPIで強化されたJavaScriptを使用するフレームワーク
- RxDB – リアルタイムアプリケーションのためのJavaScriptデータベース
- LoopBack4 – APIやマイクロサービス構築向けフレームワーク
Google Firebaseの代替プラットフォームの詳細は、BaaS比較ツールでご確認ください。
結論
Firebaseは、Googleが提供する堅牢なアプリ開発プラットフォームです。アプリケーションを迅速に開発し、開発・生産サイクル全体における改善をサポートします。
多くの利点がありますが、オープンソースでないこと、ベンダーロックインがあること、SQLデータベースの欠如、中国などの一部の国で利用できないことなど、やや制限もあります。
この記事では、Firebaseの代わりとなるプラットフォームを調査した上で、それぞれのプラットフォームが解決を目指す課題の概要を説明し、Firebaseの主な機能、価格体系、そして優位性を取り上げました。
一般的なQ&A
Firebaseとは?
FirebaseはバックエンドサービスのためのBaaSプラットフォームでGoogleが2014年に買収しました。リアルタイムデータベースが最大の特徴として知られており、開発者がアプリの開発を迅速に行えるよう支援します。
Firebaseのデメリットとは?
– オープンソースではない
– ベンダーロックインがある
– GraphQL APIの欠如(RESTのみ)
Firebaseの代替プラットフォームのおすすめは?
– Back4App
– Parse
– AWS Amplify
– Backendless
– Kuzzle
– Supabase
– appwrite
– Hasura
– NHost
– Deployd